突然ですが、三脚使ってますか?
撮影ジャンルによっては全く使わない人もいるでしょう
いつも使ってるよって人もいるでしょう
この記事では『三脚を使うとどうなるのか』を作例とともに紹介し
『どんな場面で使うと良いか』を考えていきます
三脚の構成
3本の脚(脚部)とカメラを取り付ける台(雲台)のセットのことを『三脚』と呼びます

脚部にも雲台にも様々な種類があり、値段や大きさもピンキリです
それらについては今後の記事で紹介しようと思います

三脚の用途
そもそも三脚の役割を簡単にいうと
『カメラを固定すること』です
三脚を使用することで『カメラを固定して撮影することができる』ようになります
では、カメラを固定することでどうなるかというと
・手振れを防げる
・構図を固定できる
・自撮りができる
このような効果が得られます
順番に解説していきます
三脚効果①手振れを防げる
カメラを手持ちで撮影する場合
どうしても手振れが発生します
とくにシャッター速度を遅めに設定した場合など
ブレた写真になってしまいがちです
例えばシャッター速度を1秒とした場合
1秒間もシャッターが開きっぱなしなので
ブレさせない為には1秒間もジッと構える必要があります
手でカメラを構えた状態で1秒間、全く動かないなんて不可能です

しかし、三脚でカメラを固定すれば可能です
三脚をしっかりとセットすれば、1秒間ブレることはありません
(強風や振動などがあれば話は違います)

シャッター速度を遅くする必要がある場面として暗い場所が挙げられます
光を多く取り込む必要がある為、長い時間シャッターを開く必要があるからです
シャッター速度を変えずに「ISOを上げる」「F値を下げる」などの方法もありますが
画質低下やボケ具合の変化など別の問題が出てきます
そこら辺のことについては、いつか別の記事で解説します
三脚効果②構図を固定できる
構図を固定することで何が出来るかというと
定点撮影が挙げられます
時間をずらして同じ場所を同じ構図で撮影することで
太陽が沈んでいく様子や、街の明かりが灯りだす様子など
分かりやすく写真に収めることが可能になります


時間をずらしながら同じ構図の写真を何枚も撮り、
パラパラ漫画の要領で動画にする『タイムラプス動画』の作成にも三脚は必須です
自撮りができる
カメラを手で構えていたのでは自分を写すことが出来ません
三脚で固定することによりカメラを自分に向けることが可能になります
今は自撮り棒とスマホが主流になっていますが
離れて全身を撮りたい場合などには、やはり三脚などの固定が必要です
友達みんなとの集合写真や家族での記念撮影など
三脚があれば自分も一緒に並んで写ることが出来ます
(セルフタイマーや遠隔リモコンが必要です)


三脚を使って撮った作例
それでは三脚を使用して撮影した写真をいくつか紹介します

望遠レンズで撮った富士山
望遠レンズは手振れしやすいので三脚で固定した方が撮りやすくなります

長時間露光(シャッターを長い時間開くこと)で撮った写真
車のライトなどの光跡がレーザーのようになります
レーザー写真は三脚撮影の代表とも言えそうです

長めにシャッターを開くことで動くものだけがブレます
動かない建物などはブレません
人混みなどで面白い写真が撮れます

三脚でカメラを固定してインターバル撮影(一定の感覚でシャッターを切り続ける)で捉えた雷
インターバル撮影を設定すればカメラは放置でOKなので楽です

花火の撮影もシャッター速度は長めになる為に三脚を使用します

まだまだ暗い明け方ですが長時間露光することで明るく撮れます
長時間露光には三脚が必須です
以上、三脚を使った作例でした
三脚を使うか使わないかはどんな写真を撮りたいかで変わってきますが
三脚が無ければ撮れない写真があります
重たくて邪魔な三脚を1日中持ち歩きながらも
1度も使わないことだってあります
「三脚持ってくれば良かった!」と悔やむ場面もあります
車の方は常に車に積んでおくのが理想です
最近ではコンパクトな三脚も登場してますので
荷物に余裕があるなら常に持ち運ぶことをおススメします