東京の横丁

『横丁』と聞くと

なんとなくイメージは出来るものの、

その定義を説明できないことに気づいたので

調べてみました

横丁とは

辞書によると

『表通りから横に入った通り』のことを指すそうです

『細い路地に飲食店が立ち並ぶ様子』というイメージでしたが

必ずしもそういうわけでは無いようです

でも実際には後者のイメージを持つ人が大半ではないでしょうか

そろそろ辞書を書き換えるべきですよね


個人的なイメージで言うと

 ・昭和感が強い(古い)

 ・提灯だらけ

 ・狭い道に狭い店

 ・煙たい

 ・呑んべなおっさんが多い

辞書に付け加えたいですね

横丁の歴史


戦争に負け、貧しかった日本では

各地に【闇市】が登場します


安価で飲食を提供してきた闇市が

日本の発展とともに形を変えていき

現在の横丁となったことが主だと云われています

(闇市(ヤミ市)について)

有名な横丁

〇〇横丁と呼ばれる有名な場所を見ていきましょう

新宿思い出横丁

渋谷のんべい横丁

上野アメヤ横丁

赤羽OK横丁

吉祥寺ハーモニカ横丁

下北沢鈴なり横丁

名前に横丁が付かない横丁

名前が〇〇横丁ではないけど横丁扱いな横丁もあります

新宿ゴールデン街

浅草ホッピー通り

蒲田バーボンロード

山王小路飲食店街(地獄谷)

西荻窪柳小路

三軒茶屋三角地帯

有楽町ガード下


横丁、飲食店街、小路、通り、

様々な呼称がありますね


簡単に言ってしまうと『飲み屋街』なわけですね

『大通りから横に入った路地にある飲み屋街』

これがしっくりきます

ネオ横丁とは

最近多いのが【ネオ横丁】と呼ばれる飲食店街

本来の横丁とは違いますが横丁と名前が付きます

『飲食店が集合した施設』といったところでしょうか

昭和レトロをモチーフに作られたエンタメ要素の強い空間

というイメージです


『横に入った細い通り』ではなく

商業ビルなど建物の中にあります


呑んべなおっさんよりも若者が多い印象です

歌舞伎横丁

龍乃都飲食街

のれん街

恵比寿横丁(→恵比寿横丁を見る)


横丁風というコンセプトのもと作られた

全く新しいものです

【ネオ横丁】という表現がぴったり当てはまります



横丁の今後

夜には多くの人で賑わう横丁

最近ではインバウンドの方がカメラを持って訪れているのをよく見かけます

そんな観光地要素もある横丁は今後どうなるのでしょうか


古き良き昭和の横丁

木造のお店が路地に密集しています

火災が発生する危険性もあり

常に再開発の話が浮上しています

(再開発について)

大井町にある東小路飲食店街でも火事が発生しました

各地でも昭和の商店街などで火事が起きています


古い建物を取り壊し、ビルに移転するお店もあります

跡継ぎがおらず、お店を畳んでしまう老舗もあります


一方で「歴史ある横丁を存続しよう」という動きもあります


どちらにしても

老朽化した建物はいつか建て替わります

周りの景色も変わっていきます

良くも悪くも、今ある横丁は今しか見れないということ


ということで撮りに行こう


この記事をSNSでシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次